寂しいけれど、おそらくタカさんにとって最後の試合になるだろう、全国大会準決勝四天宝寺戦S2。
連載中に書いた感想をまとめてみました。
2007年3月5日
WJ読みました。
祝OVA第2シリーズリリース決定。あの声とあの声で《何度でも受け止めてやる》と《サンキュー亜久津》が聞けるのね、と今からドキドキです。
以下ネタばれゆえに反転です。
そして、祝青学決勝進出。
タカさんの怪我の具合が分かって安心しました。安心っていうレベルの怪我でもありませんが。腕(&手)だけはきちんと無事なんですね。
銀さんがお見舞いに来てくれるみたいで、ときめきが止まりません。波動球使いの人々というのは、樺地も含めて皆どうしてこう…!こう…!
波動球は、テニプリ界における筋斗雲(ドラゴンボール)だと、信じてやまない私です。
あと、大石は本当に全く悪気なく言っていると思います。タカさんが喜ぶだろうというのも、嘘じゃないし。しかし、これ、タカさんの(多分)入院先、どうして手塚じゃなくて大石に聞いたんだろうな。いや、分かるんだけども…。
VS四宝寺S2は、師範の骨折エンドということで、読んでいる側としてはタカさんの勝利を正直100%は喜べない、後味の悪いところのある試合だったんですが、本人たちにとっては、決してそうではない、跡部風に言えば宿敵と書いて「とも」と読む感じの相手と、互いに手加減無用でぶつかりあえた、良い試合だったのかな、と今回読んで思いました。
お見舞いに来た師範は、タカさんの病室で、なぜか寛いでいる白い学ランの男(見覚えアリ)に、「?」となれば良いと思います。怪我人に剥かせたリンゴ食べつつテレビ見てるの。そのリンゴは、不二がお見舞いに持ってきた物だったりするの。
2007年1月23日 WJ感想!! Genius331「最後のテニス」
四天宝寺の部長は、意外とタカさんのこと好きだよな……。
1頁3段目で並んでいる、2人のアップ、このタカさんが、ちょっと笑っているように見えます。この人のこういう表情は、今まであまり見たことがありません。原則、弱気かバーニングの二択ですもの。例外として、比嘉中戦D2の回想シーンに出てきたような、悟りを日開いたお坊様のような顔もありますが。
《死んで来い》と《サンキュー亜久津》の2人は、まあ片割れが亜久津だからということもありますが、先週までの格闘技マンガの雰囲気から一転、ヤンキー漫画に見えます。テニスが高校生設定だったら、隆は元ヤンだったりしたのでしょうか……。
亜久津の《何度でも受け止めてやるよ》は、既に色んなところで言われているでしょうが、プロポーズの言葉に聞こえます。ああ、私が妄想していたよりもずっと、亜久津とタカさんってラブラブだったんだなあ、とそんな感じ。おじさんになっても、お爺ちゃんになっても一緒にいる2人が、今なら容易に想像できます。隆の血で白い学ランが汚れても、まったく気にしない亜久津は漢だと思いました。
2007年1月22日 WJ感想! Genius331「最後のテニス」
タカさん勝った……。正直意外だと言ったら、隆ファンにあるまじきと叱られるでしょうか。正直意外です。勝ちの目が出てきた出てきたとは、ここでも何度も言っていましたが、正直意外です。
実は、この試合は、タカさんが108式の威力を凌駕するような波動球を打つ→銀さん感服するも、反撃の時すでに遅く隆敗北、という流れになると思っていました。試合に負けて勝負に勝つ、的な。
しかし、これで俄然分からなくなってきたのが、次のダブルスの勝敗の行方。タカさんが負けていたら、次のD1は青学の勝利がまず堅いという予測になるのでしょうが。2対1か……。
ところで、今号を読むにあたって、先号および自分の感想を読み返してみたら、私ちょっと勘違いしていたようです。
少なくとも、この四天宝寺戦S2におけるタカさんは、「青学のために勝つ」では全くないですね。青学のためにでも、チームメイトのためにでもなく、ひたすらに自分のためだけに勝負している。そして、自分のために勝負をするときのモチベーションの一つが、俺だって青学のレギュラーなんだ、というプライドなのだろうな、と。
樺地と戦ったときの、《だからみんな……全国へ行ってくれ!!》の印象が強かったため、読み違えてしまったようです。すみませんでした。
ちなみに、他のモチベーションとしては、全国一のパワープレイヤーになる、というのと、これが最後のテニスだから悔いの残らない試合をする、というのがあると思うのですが、そのうち最も強いのが、これが最後の(以下略)。今回のサブタイトル、亜久津の《死んでこい》や、ラストの台詞からもおそらくそうなのだろうな、と思います。ただ、これが最後のテニスだから悔いの残らない……の幕引きが、相手の骨折による勝利というのはどうなんでしょう?個人的には、それでも後悔はない、というのが正解の答えだと思ったりもするのですが。
今回改めて思ったのが、タカさんはやはり、この大会を最後にテニスをやめようと決意している選手、というところに、存在意義の一番大きな部分のあるキャラクターなのだな、ということ。それはもう、もしかすると二重人格以上に。
しかし、波動球じゃないショットを打った後の、モゾモゾが気になります。
2007年1月8日 WJ感想!!!!! Genius330「最大の礼儀」その4
とりあえず、一晩寝て起きてもジャンプに亜久津が載っていたので一安心。
しかし、一晩寝たら内容が脳内で改変されまくって、最終ページでは亜久津がタカさんをお姫様抱っこしていることになっています。
もういい。亜久津は隆の王子様。お姫様は白目を剥いておられますが、コメプリに続くタイトル変更は、隆の王子様でお願いします。
2007年1月7日 WJ感想!!!! Genius330「最大の礼儀」その3
約束 ここまで来たら勝ってほしい、正直。
以下、感想というか雑談。
亜久津がリョーマと対戦し、山吹中テニス部を去ってから現在まで、再登場は2回。いずれも隆絡み。
1つめは氷帝S3、対樺地。回想で、《負けんなよ》。
2つめは今回、四天宝寺S2、対石田兄で、《何 諦めてんだ 河村》。
これらから読み取ることのできる亜久津のメッセージは、負けない、そして諦めない。往年のヒット曲、大事MANブラザーズバンドの、「それが大事」を思い出しました。《負けない事 投げ出さない事 逃げ出さない事 信じ抜く事 駄目になりそうな時 それが一番大事》というアレです。
懐かしいなあ、懐かしすぎてアレだ、と思いつつ、CDシングルの収納してある箱をひっくり返したら、ありました、「それが大事」。せっかくだから、と聴いてみたら、予想以上に歌詞がアクタカで驚きました。一発屋と言われることの多い彼らですが、偉大です。
2007年1月6日 WJ感想!!! Genius330「最大の礼儀」その2
ゆわあ、ダメです。感想書いたけど、全然落ち着かない。眠いんだけど、寝られない。だって起きたら夢かもしれないものこの亜久津!
ああ、もう窓を開けてお外に向かって、亜久津!亜久津!って叫びたい。本当に夢じゃなかろうか。すみません幸せに慣れていないんです。とりあえず今からアクタカで字とか絵とかやってきます。明日が日曜でありがとう。
2007年1月6日 WJ感想!! Genius330「最大の礼儀」
あけましておめでとうございます。
そして、ありがとうございます!!
まさか、まさか……希望はしていたけれど、まさか本当に……
亜久津が出るとは!!
先生本当にありがとうございます。お年玉?お年玉ですか?血まみれの隆を抱きとめる亜久津。夢かと思いました。
波動球による観客席の爆撃とかテニスで死線とか、本当に申し訳ないけれど、もうツッコまない!全部スルー!
亜久津だ、本物の亜久津だ……ゆわあ。来週どうなっちゃうんでしょうか。アニメからインターバル数年、とうとう、本誌でも小アクタカでしょうか。亜久津再登場が叶った現在、中1隆も見られた現在、もう恐いものはありません。いやが上にも期待が高まります。
そして、アクタカ的な期待ばかりでなく、このタイミングで亜久津が登場ということで、ここからタカさんの反撃が始まると思っていいのね?とも。
亜久津登場直前、飛ばされるタカさんのバックに、青学の面々が……叫ぶ不二にグッときました。《タカさん!》かなあ、これは。すごく必死です。
今回、ギャラリーの表情の芝居が細かくて、たとえば、 四天宝寺の白石部長が、ひそかに格好いいです。二拾弐式でタカさんが吹き飛ばされたときに、もうアタシ見てらんない、と顔を背ける様など良いなあ、と思いました。
回想シーンの、大石と不二の間からのぞく、1年手塚&1年乾が、ちょっと笑っているように見えるのは、私の錯覚でしょうか。このコマの現3年生5人の、タカさんとの距離の遠近が絶妙です。やっぱり、こういうところで率先して声をかけてくれるのは大石なのねとか、タカさんゆえにやはり近いな不二とか、色々なことを考えます。これ、いつ頃でしょうか。菊丸が、黄金ペアを組む前っぽい雰囲気です。
青学レギュラーの中で、チームへの思い、青学のために勝つ、という思いを割と分かりやすく表面に出すのは、タカさんと大石だ、と個人的に思っているのですが、しかし、この2人の「青学のために」の間には、質の違いがあるな、とも。つまり、あくまでも印象ですが、大石の「青学のために」の青学が、ある程度抽象的なチームというものなのに対し、タカさんの場合は、自分のことを認めてくれた皆という、チームメイトという意味での青学なのだな。
他にも、今回は、チラッと出てきた王子が格好いいとか、比嘉中戦で出てきた特訓シーンを受けての桃の解説が嬉しいとか、書きたいことが尽きません。
ああ、でも本当に先生ありがとうございます。しつこいですが亜久津!
2006年12月27日 WJ感想! Genius329「青学のお荷物」
格闘マンガ色、ますます強まる。全身から流血のタカさんが痛そうで今にも死んでしまいそうで。しかし、それ以上に痛いのは、自分を青学のお荷物と評してしまうタカさんの心の方ですね。
敵ながら格好の良い石田兄が対戦相手ということもあって、もはや全く説得力がありませんが、彼らはまだ、中学生なのですよ。そんな中学生の身空でそこまで自分を見切ってしまって良いものか…。もっとも、その、自分の能力を見切ってしまいつつも決して諦めない、というのが、タカさんのタカさんたる所以で、魅力の源泉でもあるのですが……なあ、亜久津!
とりあえず、ダブルスで財前と対決する手塚・乾の両君には、是非ともがんばっていただきたい所存であります。
取り乱しに乱していて、自分でも何が何だか……。
いや、しかし、先週も書きましたが、ここまで歯がたたない描写が2回も続いたということは、逆に隆に勝ちの目が出てきたんじゃないかと……なあ、亜久津!
2006年12月18日 WJ感想! Genius328「本家」
四天宝寺戦S2の間のみ、感想やらせていただきます。冬コミ前のギリギリの時期にタカさんの試合をぶつけてくるとは…先生め!(愛)
というわけで、先週ラストの1頁まるまる隆に興奮さめやらぬまま、試合開始。お、タイトルが『テニスの王子様』に戻ってますね。20.5巻の弟の項によれば、石田家は大工のはずなんですが、どうにも仏教色の強い石田兄弟。今回も最初と最後の頁で兄が合掌しています。この兄は、サブタイトル「本家」から分かるとおり、波動球のもともとの使い手。本家波動球。元祖波動球。ゆえに、銀さんいわく、弟の波動球のマネごとである、タカさんの波動球は、自分には効かないと。それに対し、《やってみなきゃ 分からないよ》と返す、タカさんも何だか雰囲気が、まるで悟りを開いたお坊様のようです。ラケットを手にしているはずなのに、バーニングになっていない…!?
試合内容に関しては、開始早々、タカさんが、いきなりダッシュ波動球で勝負をかけるも、サーブからすでに波動球の銀さんには効かず。計3回打つも効かず。銀さんの波動球は、どうやら百八式まであるらしい。腹に波動球を受けたり、おそらくは顎に波動球を受けたりで、吐血する隆が、コートに倒れたところで次回へ…という感じ。紙面的には、格闘技マンガですよ、と言えば、普通に信じる人がいそうな感じ。
S3負け、D2勝ち、で、正直、S3は青学が試合に負けて勝負に勝つ、みたいな展開になるのでは、と予想していましたが、今回、銀さんに圧倒されたことで、逆に隆にも勝ちの目が出てきたんじゃないか、と思います。何がしかの巻き返しがあるはず…と信じたい。ラケットを手にしても、notバーニングbut通常状態の謎もあることですし。というわけで、今回、タカさん的には、痛かったりなす術なかったりとキツイ展開だったのですが、頁をめくってもめくっても隆の嬉しさに、素直に酔いしれることができました。心弱いので、来週もこの展開が続いたら、どうなるか分かりませんが…。波動球に反応する不二や桃城に、萌える余裕もありました。ん?桃の《河村先輩》のルビが、タカさんでなく、《かわむらせんぱい》になっている。
しかし、やはり先生の描かれる河村さんは良いものです。かっこいいというか、かわいいというか。今回最後の頁の河村さんのセクシーさなんて、非常に不謹慎ですがドキドキしてしまいます。コートの上に、仰向けで倒れるコマもですが、色んなことを考えてしまいます。亜久津、亜久津観に来い…!!